生前遺品整理と通常の遺品整理は、具体的にどの様な違いがあるのか疑問を持っている方も多くいらっしゃいます。
生前遺品整理 | 遺品整理 | |
管理する人 | ご本人 | ご家族 |
時期 | 元気なうちに | 亡くなられた後 |
目的 | 自分の今後の人生を穏やかに過ごすため ご家族の負担を減らすため |
ご家族が亡くなった方との思い出を整理するため |
やること | 不要なものを整理して、 亡くなった後の遺品や遺産についての希望を残す |
遺品を整理・処分する |
一番の違いは、住宅の所有者や家具家財の持ち主の方がまだご存命かお亡くなりになっているかです。
具体的に行うこととしては、身の回りの整理ということで大きく違いはありませんが、遺品の処分をどうするかを判断する方が変わってきます。
・生前遺品整理…ご自身が身の回りのものや財産の取扱いの希望を出せる
・遺品整理…遺されたご家族が遺品や財産の取扱いを決める
また、生前遺品整理は時間やお金がかかるなどのデメリットはありますが、ご自身が元気なうちに身のまわりを整理しておけるというメリット以上のものではありません。
遺品整理と生前遺品整理では、ご家族にかかる負担にも大きな違いがあります。
・生前遺品整理…ご本人とご家族で一緒に進めていくため、労力や費用も分担できる
・遺品整理…遺されたご家族のみで進めるため、処分するものなどにあまり時間をかけられない中で作業していく必要があり、労力や費用もご家族の負担になる
遺されたご家族にできるだけ負担をかけたくないという場合は、ご自分が元気なうちに生前遺品整理を行うことをおすすめします。